世界大百科事典(旧版)内のブルジョア法の言及
【社会主義法】より
… ソ連では,十月社会主義革命後のソビエト政権下の法は〈プロレタリア法〉〈ソビエト法〉という概念でとらえられていた。それは,社会主義社会建設の完成によって国家と法が〈死滅〉するに至るまでの〈過渡期の法〉とみなされ,しばしば,かっこつきの〈ブルジョア法〉として批判的に認識されていた。30年代に入って,ソ連で社会主義が基本的に実現された,という認識のうえに,新しい段階の法体系を確立する必要が唱えられ,これを〈ソビエト社会主義法〉ととらえ,ひるがえって革命後の法形成全体を社会主義法の形成・発展とみる考え方が確立されてゆく。…
※「ブルジョア法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」