ブルス,W.(読み)ぶるす

世界大百科事典(旧版)内のブルス,W.の言及

【社会主義】より

…以上からして,このモデルが社会主義経済の一般型を代表するものでないことが明らかとなる。
[モデル論と政治システム]
 上記の点をよく理解するには,ポーランドの経済学者ブルスWłodzimierz Brus(1921‐ )の社会主義経済機能モデル論を顧みる必要がある。ブルスによると,社会主義経済における経済的意思決定は,(1)マクロ経済的決定,(2)経常的企業活動に関する決定,(3)個人的消費と雇用に関する決定,の3グループに分けられるが,(1)は中央に握られ,(3)が(平時経済である限り)個人にゆだねられることは,集権モデルにも分権モデルにも基本的に共通するから,二つのモデルの違いは,(2)が中央に吸収されているか,企業の自主性にゆだねられているかによって決まることになる。…

※「ブルス,W.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む