世界大百科事典(旧版)内のブルックヘブン報告の言及
【原子力発電論争】より
…この結果57年に〈大型原子力発電所における重大事故の理論的可能性とその結果〉と題する報告が公表された。この報告書は研究を行った研究所名にちなみ,一般に〈ブルックヘブン報告〉と呼ばれる。この調査が想定したもっとも重大な事故では,熱出力50万kWの原子炉に含まれる放射性物質の50%が放出されると,最悪の気象条件下で(住民退避に24時間を要するとして),死者0~3400人,負傷者0~4万3000人,汚染区域は18~15万平方マイルに及び,財産損害は70億ドルに達すると推定していた。…
※「ブルックヘブン報告」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」