ブレウィス(読み)ぶれうぃす

世界大百科事典(旧版)内のブレウィスの言及

【楽譜】より


[定量記譜法]
 (1)初期定量記譜法 13世紀の中ごろになると,個々の音の持続の長さを,一つ一つの音符の形によって表示しようとする定量記譜法が試みられるようになる。その特徴は,ブレウィス(四角形の短符)とロンガ(符尾の付いた四角形の長符)の二つの基本符の関係を明確にしたことである。ロンガは三つのブレウィスに分割されるのが原則で(完全分割),例外的に2分割(不完全分割)される場合もある。…

【古文書学】より

…また古文書は公文書と私文書に分けられる。前者は立法,行財政,司法,外交にかかわる文書で,古くはブレウィスbrevis,リテラエlitteraeと呼ばれ,後者は私人または法人の不動産の所有にかかわる権利証書でカルタcartaと呼ばれる。最も早く書式の整ったのは,教皇の尚書局の発給した教皇文書であり,次にメロビング朝,カロリング朝諸王の尚書局の発給する国王文書が整序され,イギリスの国王文書も独自の書式と形式を展開させていった。…

※「ブレウィス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む