世界大百科事典(旧版)内のブレウテリオンの言及
【アコヤガイ(阿古屋貝)】より
…養殖真珠の母貝に使うウグイスガイ科の二枚貝(イラスト)。真珠をとるのでシンジュガイともいう。殻の高さ7.5cm,長さ7cm,膨らみ3cmに達する。左殻は右殻よりも膨らむ。形は一定しないが四角形状。殻表はふつう黒褐色で黒紫色の雲状斑や赤色,緑色,黄色などの色帯が殻頂から放射状に出,成長脈に沿って雲母状片が重なったようになるが,成長するとそれらを失って滑らかになり,動植物が付着し汚れる。右殻の前縁には足糸が出る隙間があり,糸を出して岩などに付着する。…
【ギリシア美術】より
… 市政の最高機関である長老たちの会議場(プリュタネイオン)は,公衆のための食堂と会議場をもっているが,議員数がせいぜい数十人であるから,その建物はヘレニズム時代に発展したペリステュロス住宅に似ている。数百人から千人近くの議員をもつ評議会場(ブレウテリオン)は,長方形広間の3方に階段席を設け,屋根のある小劇場に似た形をしており,演奏会場(オデイオン)とほとんど区別がつき難い。劇場は斜面を利用して鉢状の観覧席(テアトロン)を造り,中央に円形のオルケストラ(平土間。…
※「ブレウテリオン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」