プルードン主義者(読み)ぷるーどんしゅぎしゃ

世界大百科事典(旧版)内のプルードン主義者の言及

【インターナショナル】より

…こうした支部は,各地域の運動の伝統と状況によりさまざまな性格をもっており,そのことは1866年から69年まで毎年,ジュネーブ,ローザンヌ,ブリュッセル,バーゼルで開かれた大会の議論にも反映していた。とくにフランスのいわゆるプルードン主義者の発想は,労働者の社会的解放にとって政治的自由の実現が不可欠だとするマルクスの考え方とは異質だったが,組織が地理的に広がるにつれマルクスの支持者が多数を占めていった。第3回,第4回大会では,鉱山,鉄道,耕地,森林などは社会の共同所有たるべきだという決議がなされ,協会の資本主義的私有財産制に対する批判的立場が鮮明になった。…

※「プルードン主義者」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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