世界大百科事典(旧版)内のプロラクチン分泌抑制因子の言及
【視床下部】より
…合成LH‐RHは,ゴナドトロピン予備能検査に広く用いられている。(6)PIF prolactin inhibiting factorの略で,プロラクチン分泌抑制因子ともいう。その本体はドーパミンであるという考え方が有力であるが,確定はされていない。…
【プロラクチン】より
…プロラクチンの乳腺外作用としては副腎アンドロゲン分泌促進作用があり,また動物では黄体維持作用,水電解質代謝に及ぼす作用があるが,ヒトでは明らかでない。プロラクチンの分泌は視床下部ホルモンのプロラクチン分泌促進因子prolactin‐releasing factor(PRF)とプロラクチン分泌抑制因子prolactin‐inhibiting factor(PIF)の両者によって調節されており,PIFの支配が優位である。妊娠,分娩に伴う生理的な乳汁分泌以外にも乳汁漏出を認めることがあり,多くはプロラクチンの分泌過剰が原因である。…
※「プロラクチン分泌抑制因子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」