世界大百科事典(旧版)内のヘゴ板の言及
【ヘゴ】より
…屋久島以南,中国,台湾からヒマラヤにかけてと,インドシナ北部,タイ北部にも分布している。 幹のまわりに密生した不定根をヘゴ板と呼ぶが,水の通りもよく,また水はけもよいので,着生植物の根をつけるのに具合がよい。そのため最近では大量の幹が運び出され,原生林の伐採と相まってヘゴが住みにくくなっている。…
【木生シダ】より
…木生シダの幹は中心に細い茎が通っているだけで,分枝することもほとんどなく,台湾から報告されたエダウチヘゴや小笠原の南硫黄島のムニンエダウチヘゴなどは珍しい例である。ヘゴの幹を薄く板状にしたものをヘゴ板といい,着生植物の栽培に重宝される。これは不定根が密にからみ合ったものだから水はけがよく,着生植物の根づきをよくするものである。…
※「ヘゴ板」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」