へっつい星(読み)へっついぼし

世界大百科事典(旧版)内のへっつい星の言及

【かんむり座(冠座)】より

…望遠鏡での観測では,この星は分光連星でアルゴル型の変光星であるが,明るさはほとんど変化しないので肉眼ではわからない。日本ではこの星は初夏の天頂に昇りつめるが,〈太鼓星〉〈へっつい星〉〈長者のかまど〉〈鬼のかま〉などの和名がある。ギリシア神話ではナクソス島に捨てられた王女アリアドネをなぐさめるために,酒神ディオニュソスがその頭上に載せた黄金の冠という。…

【星】より

…星ということばは,広くは太陽と月を除く天体すなわち恒星,惑星,すい星,星団あるいは星座を指し,狭くは恒星だけを指す(ただし太陽と月も場合によっては星と呼ぶ)。 原始時代の人類にとっては,彼らがもっとも畏怖(いふ)の目で仰いだ太陽と月とが,偉大な精であることはもちろん,空の無数の目のようにきらめく星もみな精であり,ときには神でもあった。バビロニアの楔形文字の〈神〉が星の形であるのもこのことを示している。…

※「へっつい星」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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