世界大百科事典(旧版)内のヘリウム4の言及
【液体ヘリウム】より
…このため,沸点が低いばかりでなく,高い圧力をかけないかぎり絶対零度まで固化することはない。ヘリウムには,天然に存在するヘリウム44Heと,核反応を利用してリチウムLiから作られる同位体のヘリウム33Heとがあり,1気圧での沸点は4Heが4.21K,3Heが3.19Kで,また固化に必要な圧力はそれぞれ25.0気圧と28.9気圧である。4Heの液体,液体ヘリウム4は2.172K(0.0497気圧)で粘性が消失する超流動状態に転移する。…
※「ヘリウム4」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」