世界大百科事典(旧版)内のヘルシンゲ・ルーン文字の言及
【ルーン文字】より
…これに対してスウェーデンとノルウェーに一般的な〈短枝ルーン文字〉は各文字の中心的な要素である縦線以外の部分における簡略化を特徴とし,いわばルーン文字の草書体である。この簡略化が極端になされたものとして,10~11世紀スウェーデンの〈ヘルシンゲ・ルーン文字〉がある。 標準ルーン文字と簡略化された他の2種は同一地域に共に見いだされることも少なくなく,おそらく前者はあらたまった記念の碑文作成に,後者は日常的な使用にと,用途上の区別が推測される。…
※「ヘルシンゲ・ルーン文字」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」