ヘルマン・ゲーリング工場(読み)へるまんげーりんぐこうじょう

世界大百科事典(旧版)内のヘルマン・ゲーリング工場の言及

【オーストリア】より

…このことを如実に物語るのが以下の事例である。 かつて,ヒトラーが自分の生れ故郷のブラウナウに近いリンツに建設した製鋼所であるヘルマン・ゲーリング工場Hermann‐Göring‐Werkeは,戦後オーストリア統一製鋼工場VÖESTとして国有化され,オーストリアの産業のなかでもとくに中心的な位置を占めるにいたっている。合邦時代,ヒトラーがヘルマン・ゲーリング工場の例に見られるように,オーストリアの工業化に熱心だったことは,皮肉にも今日のオーストリアを世界有数の高度の技術をもつ工業国として繁栄させることに貢献してきた。…

※「ヘルマン・ゲーリング工場」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android