世界大百科事典(旧版)内のヘルモゲニアヌス法典の言及
【テオドシウス法典】より
…16巻。ハドリアヌス帝以降の勅法を収録したグレゴリウス法典およびヘルモゲニアヌス法典と呼ばれる3世紀末の私撰の二つの勅法集成にならい,主として実務のために,312年以降発布の一般的効力をもつ勅法を事項ごとに巻・章に分け,それぞれ年代順に収録したもの。その内容の大半は,いくつかの部分的写本および西ゴート族のローマ法典を通して知られているが,私法的規定は比較的少なく公法的なものが多数を占め,当時の政治・社会を知るきわめて重要な資料とされる。…
※「ヘルモゲニアヌス法典」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」