世界大百科事典(旧版)内のベクトル流の言及
【ベクトル解析】より
…D内の曲面Sがあるとき,その面要素をdSと書くことにし,またS上の点における面要素ベクトルdSとは,方向がその点におけるSの法線nの方向で大きさがdSなるベクトルを意味する。S上の点でのベクトル場Fのn成分をFnと書くことにし,なる面積分を定義して,これをSを通過するベクトル流vector fluxという。
[勾配,発散,回転]
スカラー場φ(x,y,z)が与えられたとき,(∂φ/∂x,∂φ/∂y,∂φ/∂z)を成分とするベクトル場をφの勾配,あるいはグラディエントgradientと呼び,▽φ,またはgradφで表す。…
※「ベクトル流」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」