世界大百科事典(旧版)内のベドフォード・カレッジの言及
【女性運動】より
…19世紀に入って広範な女性をひきつけた慈善事業が土台となって,婦人参政権運動をはじめとし,女性の社会的活動の機会拡大のための運動,女性の人権のための運動が展開された。女子教育を要求する運動は,没落階級の女性の救済として始められ,1841年には,住込みの家庭教師(ガバネスgoverness)として働く女性のために〈家庭教師慈善協会〉が設立され,女性の高等教育機関として,48年にJ.F.D.モーリスらによってロンドンにクィーンズ・カレッジ,49年にリードElizabeth Reidによってベドフォード・カレッジが開設された。こうした運動のうえにアカデミズムの牙城オックスフォード大学,ケンブリッジ大学,ロンドン大学への入学を要求する女性があらわれ,とくに医学を志す女性はさまざまな迫害と闘いながら,教育の機会均等のために努力をした。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」