世界大百科事典(旧版)内のベニアミフジツボの言及
【フジツボ(藤壺∥富士壺)】より
…しかし,寒流海域の低潮線付近の岩礁上にはチシマフジツボ(イラスト)が群生している。世界的な分布を示すサンカクフジツボは潮間帯から水深3000mにも及び,ベニアミフジツボは紀伊半島から日向灘の水深30~400mにかけて生息していることが知られている。 間潮時空気中に出ている間は,蓋板を閉じ,水分の蒸発を防ぎ,波に洗われたり,海水に浸ると蓋板を開き,そこから蔓脚を出し入れさせ,海水で運ばれてくる餌を捕食する。…
※「ベニアミフジツボ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」