《ベラルミーノとアポローニオ》(読み)べらるみーのとあぽろーにお

世界大百科事典(旧版)内の《ベラルミーノとアポローニオ》の言及

【ペレス・デ・アヤラ】より

…詩人としては知的で,象徴的な詩集《小径(こみち)の平和》(1903),《多くの小径》(1916)などがあり,随筆《仮面》(1917‐19)では文明批評家としての炯眼(けいがん)を示している。小説は辛辣なユーモアと心理描写が本領で,信仰と理性の問題を象徴的に描いた《ベラルミーノとアポローニオ》(1921)が代表的作品。ほかに,〈ドン・フアン〉の新解釈といえる《虎のフアン》(1926)とその続編《汚辱を癒(いや)すもぐり医者》(1926)などもすぐれた心理小説である。…

※「《ベラルミーノとアポローニオ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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