世界大百科事典(旧版)内のベンゲラ鉄道の言及
【アンゴラ】より
…その植民地支配の方針は強制労働政策と同化政策で,内陸の開発は特許会社にゆだねられた。開発はイギリスの資金を借りて行われ,ダイヤモンド鉱山はディアマング社によって採掘され,ベンゲラ鉄道はタンガニーカ・コンセッション社によって1931年完成した。ポルトガル政府は白人の入植を奨励し,白人農場や公共事業に必要な労働力を契約労働の名の下に集めて強制労働を行い,同化政策によってポルトガル語を話し〈文明化〉された少数のアフリカ人には市民権を与えたが,大多数は非同化民として差別した。…
※「ベンゲラ鉄道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」