世界大百科事典(旧版)内のベンジジンイェローの言及
【顔料】より
…クロムイェローと比べると着色力が大きく,無害である。(c)ジクロロベンジジンをアセトアセトアニリドにカップリングしたもの(図1‐c) ベンジジンイェロー系といわれる黄色ジスアゾ系顔料で,耐光性は中程度だが,印刷インキには重要で,塗料,ポリ塩化ビニル(PVC),ゴムにも用いられる。(2)アゾレーキ顔料 ジアゾ成分やカップリング成分にスルホ基やカルボン酸基をもつモノアゾ顔料で,通常カップリング反応で得たナトリウム塩の水溶液に塩化バリウムまたは塩化カルシウム水溶液でレーキ化して,不溶の塩としてとり出す。…
※「ベンジジンイェロー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」