世界大百科事典(旧版)内のペッツバル,J.M.の言及
【カメラ】より
…ただし彼の用いたレンズはF15~17と暗く,焦点距離は38cmであった(FはF数)。最初の明るいレンズは,ウィーンの数学者ペッツバルJosef Max Petzval(1807‐91)が設計したポートレート用レンズ3群4枚構成(F3.7)で,この新しいレンズのために同じくウィーンの光学商フォクトレンダーが全金属(シンチュウ)製でスタンド付きのカメラを作り,これによって初めて露出を日陰でも1~2分に短縮することができた。1851年,イギリスのアーチャーFrederick Scott Archer(1813‐57)が湿板写真を発明するとともにカメラは携帯容易な蛇腹付きのものが一般的になった。…
※「ペッツバル,J.M.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」