世界大百科事典(旧版)内のホウルホウアルの言及
【懸守】より
…兵難よけの護符としてこの日に用いられた赤霊符(せきれいふ)は道教的なものである。近世もホウルホウアル(葫蘆花児)と称してオウトウ(桜桃),桑の実,ひょうたん,小虎(とら)などを子どもの襟首や背中に結ぶ風が行われている。子どもが生後1ヵ月目に贈られる錠前(じようまえ)つきの首飾は各地で見られるが,鍵をしてこの世に閉じこめておくという魔よけで,同種のものに,へその緒を入れた首巻,あるいは枡(ます),鈴,印形などを手首にさげて豊年や権威を願うことも行われている。…
※「ホウルホウアル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」