世界大百科事典(旧版)内のホモ・サピエンス・フェルスの言及
【野生児】より
…古くから多くの伝説的逸話があり,またJ.J.ルソーなどの哲学的考察もある。博物学者C.vonリンネが野生人をホモ・サピエンス・フェルスhomo sapience ferusとして生物分類体系の中に位置づけ(1758),その特徴を〈四つ足〉〈啞〉〈多毛〉としたことから,科学的論議の対象となった。以後,野生児は,人間の本性,動物との共通点と相違点,遺伝と環境,子どもの成長と発達などの面から論議されている。…
※「ホモ・サピエンス・フェルス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」