世界大百科事典(旧版)内のボグダンの言及
【モルドバ】より
…彼はその狩りを懐かしみ野牛の頭部を国の紋章とし,また野牛を川まで追いつめて倒れた愛犬モルダにちなんでその川をモルドバ川と名づけた〉。現代の歴史家はこれをドラゴシュがハンガリー王の家臣としてモルドバを受封したと解釈し,次いで同じくマラムレシュからきたボイェボドのボグダンBogdan(在位1359‐65)がハンガリー軍を破って1359年に建国したとしている。この事実は,マラムレシュから移住したブラフ人と呼ばれていたルーマニア人は少数であったことから,すでにモルドバには多数のルーマニア語を話すモルドバ住民が居住し,彼らがボグダンを支持したことを示している。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」