世界大百科事典(旧版)内のボゴミルの言及
【ボゴミル派】より
…中世のバルカン半島で勢力をふるったキリスト教の異端。パウロ派の影響のもとに,10世紀前半のブルガリア西部マケドニア地方の司祭ボゴミルBogomilが興したとされる。世界を善と悪の対立でとらえる二元論的異端で,教会制度や典礼はもとより,世俗の権威や社会制度もサタン(悪魔)の創始したものとして徹底的に否認したため,反体制運動の様相を呈し,支配者および教会の弾圧を招いた。…
※「ボゴミル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」