世界大百科事典(旧版)内のボドレーアン図書館の言及
【オックスフォード】より
…イギリス革命中は王党派の拠点ともなったが,20世紀に入ってから郊外に学寮・工業地区が形成されて人口が急増した。市内には大学の学寮のほか,11世紀のセント・ミカエル教会,ボドレーアン図書館(1602),C.レン設計のシェルドニアン劇場(1669),さらに芸術・考古学の収集品が多いアシュモリアン美術館(1683)など,大学と関係した歴史的建築物が多い。【長谷川 孝治】。…
【オックスフォード大学】より
…1920年には国家の奨学金が大幅に増加し,中流下ならびに労働者の子弟の入学も可能となり,国民の大学としての道を大きく歩むこととなる。なお,国内発行のすべての初版本を蔵するボドレーアン図書館(1602創設)やイギリス最初の公共美術館であるアシュモリアン博物館(好古家E.アシュモールの寄贈により1683創設)も有名である。19世紀後半の改革以後学生数も大きく増加し,学寮数39,学生約1万5500名(1996),教授職350名,その他の教員1150名。…
【図書館】より
…かくてフランス国立図書館(ビブリオテーク・ナシヨナル)は宗教改革,フランス革命を経て,修道院,貴族たちの図書館をも吸収して今日600万余の蔵書を擁している。 一方イギリスでは,15世紀に個人文庫ではじまったオックスフォード大学の図書館(復興に力のあったボドリーThomas Bodleyを記念してボドレーアン図書館と呼ばれる)も17世紀になって,書籍商との契約で納本図書館となり,今日,蔵書200万,写本4万の図書館に発展した。また大英博物館図書館も,王室をはじめ幾多の個人文庫の合併の上に成立し,蔵書650万余を数えるにいたった。…
※「ボドレーアン図書館」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」