世界大百科事典(旧版)内のポリクロメーターの言及
【カントメーター】より
…可視・紫外域用のものは,分光写真器と写真感材を用いる発光定量分光分析の原理を光電測光法を採用して自動化したものである。分光写真器の焦点面の各元素の輝線スペクトル位置に,元素の数に相当する出口スリットと検出器の組を固定したもの(ポリクロメーターという)を検出部とし,試料を発光させて各輝線スペクトルの同時測光を行う。標準試料を用いて作った元素量と測光値間の校正曲線によって,コンピューターが各元素の分析値を出力する。…
【分光器】より
…スペクトル像とスリット間に波長方向に連続相対運動を与え,スペクトル素分を逐次取り出すこともできる。(3)ポリクロメーターpolychromator 上記2者を併合したものと考えてよく,分光写真器のスペクトル焦点面に複数個の出口スリットを設置し,目的スペクトル素分の複数個を同時に取り出しうるようにした装置。(4)分光計spectrometer 回転台にプリズムや回折格子などの分散素子を置き,分散光を望遠鏡で観測することによって波長決定ができる装置(分光計)。…
※「ポリクロメーター」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」