《ポリー》(読み)ぽりー

世界大百科事典(旧版)内の《ポリー》の言及

【ゲイ】より

…ロンドンの盗賊や娼婦の世界をかりて行った政治風刺の辛辣さと親しみやすいメロディのせいで大いに人気を得,イタリア・オペラに対して土着的題材を扱う英語の音楽劇を確立させた。その続編《ポリー》(1729)は,当時の首相R.ウォルポールの忌諱にふれて上演を禁止された。他の戯曲にはポープ,J.アーバスノットとの共作による風刺劇《結婚後3時間》(1717初演)などがある。…

【乞食オペラ】より

…興行師ジョン・リッチを支配人とする劇場で上演され,大当りとなったので,〈ゲイをリッチ(金持ち)に,リッチをゲイ(陽気)に〉したと言われた。続編《ポリー》(1729)はウォルポールによって上演を禁止された。ブレヒトの《三文オペラ》(1928)は《乞食オペラ》を脚色した音楽劇である。…

※「《ポリー》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android