世界大百科事典(旧版)内のポートランド沖海戦の言及
【海戦】より
…また集中砲火発揮のため艦隊戦術運動が開発され,その優劣が海戦の勝敗を決するようになった。ポートランド沖海戦(1653)ではオランダ艦隊の前路を丁字型に抑えるいわゆる丁字戦法をとったイギリス艦隊が勝利をおさめ,北海南部の4日間継続海戦(1666)では風潮をじょうずに利用し適切な戦術運動をしたオランダ軍がイギリス軍に勝利した。スコーネウェルト海戦(1673)でも火船(可燃物を満載した小型船に火をつけ,敵艦の結集している港内へ放す)と風を利用し戦術運動に優れたオランダ軍がイギリス・フランス軍に勝利した。…
※「ポートランド沖海戦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」