世界大百科事典(旧版)内のマサッペの言及
【ノルデステ】より
… 今日では国内でも低開発と貧困の問題地域となっているが,かつてはブラジルでも最もダイナミックな地帯で,1763年まで首都はサルバドルにあった。大西洋岸沿いの高温湿潤なマッタと呼ばれる森林地帯には肥沃なマサッペ(黒色土)土壌が広がり,植民初期からポルトガル人によって大土地所有制と奴隷制に基づく砂糖のプランテーションが発達した(とくにペルナンブコ,バイア,アラゴアス地帯)。初めインディオが奴隷労働力として使役されたが,やがてアフリカ西海岸から大量に導入された黒人にとって代わられた。…
※「マサッペ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」