世界大百科事典(旧版)内のマタナゴの言及
【ウミタナゴ】より
…全長25cmに達する。体色がさまざまで,マタナゴ,アカタナゴ,アオタナゴなどと呼ばれ,別種あるいは同種とされ,分類が混乱していたが,現在ではウミタナゴとアオタナゴD.viridisとの2種に整理された。標本では区別がむずかしいが,ウミタナゴは地色が銅褐色,胸びれが薄いオレンジ色,吻(ふん)部にふつうは2本の黒い縞があるのに,アオタナゴは地色が暗オリーブ色,胸びれは薄いオレンジ色で付け根の上縁に黒点があり,吻に黒い縞などない。…
【タナゴ(鱮)】より
…現在のタナゴ釣りはおもに霞ヶ浦周辺で行われている。対象魚を釣人はマタナゴとオカメタナゴとに大別しているが,このような和名の魚は存在しない。マタナゴとは体の細長いグループで,大部分はヤリタナゴ,それに少数のタナゴ(和名)とアカヒレタビラA.tabiraが含まれる。…
※「マタナゴ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」