世界大百科事典(旧版)内のまだら痴呆の言及
【痴呆】より
…重症の痴呆では,感情・意欲障害も加わり,人格水準が低下し,不潔や破衣行為もみられる。痴呆の性質により,全般性(瀰漫(びまん)性)痴呆と斑性痴呆(まだら痴呆)が区別される。 痴呆は原則的には器質性痴呆を指すが,犯罪者が拘禁時に示すヒステリー反応のガンザー症候群では,偽痴呆または仮性痴呆といい,あたかも痴呆者のようにみえる状態を示すことがあるが,本来の痴呆とは区別される。…
【脳動脈硬化性精神障害】より
…初期の症状は,不眠,頭痛,もの忘れ,めまいなどで,やがて精神作業能力低下から痴呆に至る。情動失禁(感情変化のめまぐるしさ)や斑性痴呆(まだら痴呆のことで,精神機能低下が不均等なこと)が特徴とされる。ときに抑鬱(よくうつ),妄想が加わり,痙攣(けいれん)も起こる。…
※「まだら痴呆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」