世界大百科事典(旧版)内のマッハ協会の言及
【マッハ】より
…原子論や相対性理論を承認できなかったところにマッハの限界を見ることもできるが,彼の思想の意義は何よりも力学的自然観と古典物理学的世界像の批判を通じて,現代自然科学の方法論的基礎を形づくった点に見るべきであろう。 彼の死後1928年にはシュリックを議長に〈マッハ協会〉が結成され,これが後の〈ウィーン学団〉の母胎となった。そのためマッハはウィーン学団の盟祖と目されるが,事実彼の哲学はウィトゲンシュタインと並んで,論理実証主義および統一科学運動に多大な影響を及ぼした。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」