マドラス管区(読み)まどらすかんく

世界大百科事典(旧版)内のマドラス管区の言及

【マイソール戦争】より

…その結果,マイソールはイギリス東インド会社の保護領となり,マイソール王国は名目的に認められた。以後マイソール以外の南インドの大部分はマドラス管区として植民地領の直接支配下に入った。【重松 伸司】。…

【マドラス】より

…しかしその頃からマドラスは,ポンディシェリーを根拠地とするフランス,またマイソールのハイダル・アーリーの軍勢によりしばしば攻撃され,1746年にはフランス軍により占領されたこともあった。 第4次マイソール戦争の勝利後,1801年に南インドの英領化が達成されるとともに,マドラスは,コロマンデル海岸沿いに現在のオリッサ州南東端にまで延びる広大なマドラス管区の主都となった。19世紀中期からは中心部の都市的整備も進み,セント・ジョージ要塞とブラック・タウンとの間に介在する砲撃用空地を充塡して,高等法院(1844),医科大学などの公共建造物が建設された。…

※「マドラス管区」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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