マニ・コンゴ(読み)まにこんご

世界大百科事典(旧版)内のマニ・コンゴの言及

【コンゴ王国】より

…14世紀後半と推定される王国の創立は,神話的英雄であり,人間に文化をもたらした鍛冶師でもあるヌティヌ・ウェネに帰せられる。この始祖から母系の系譜によってたどられる王(マニ・コンゴと呼ばれる)は,鍛冶師として聖なる力をもつ〈神聖王〉とされ,服従を誓った土着グループの首長たちがこれを補佐した。王国は,1482年以来この地に到来したポルトガル人によって,アフリカの大国としてヨーロッパに紹介された。…

【コンゴ民主共和国】より

…その後1482年にポルトガル人ディオゴ・カンDiogo Cãoが船隊を率いてコンゴ河口に到達し,ここにコンゴ王国とヨーロッパ勢力との最初の関係が生まれた。コンゴ王国のポルトガルに対する態度はきわめて友好的で,当時の王(マニ・コンゴMani Kongoと呼ばれた)ヌジンガ・ヌクウNzinga Nkuwu(在位?‐1506)は自らポルトガル名を採用してジョアン1世と称し,ポルトガルと外交関係を開いた。その後継者ヌジンガ・ムベンバ(アフォンソ1世。…

※「マニ・コンゴ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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