世界大百科事典(旧版)内のマハースターンの言及
【バングラデシュ】より
…そのストゥーパ基壇を飾っていたテラコッタ製浮彫板はパーラ彫刻の代表作の一つ。その北東方のマハースターンMahāsthānはかつてのプンドラバルダナ国の都であったとされ,その城壁の内外にはグプタ朝時代にさかのぼる遺構が散在し,出土品にはグプタ朝時代の石彫も含まれている。南東部のコミラー市に近いマイナーマティーMaināmatī周辺ではいくつかの仏教寺院址が発掘され,そのうちシャールバン僧院と呼ばれる遺構は,パハールプルのそれよりやや小規模であるが同様の配置になり,やはりテラコッタ板で飾られていた。…
※「マハースターン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」