世界大百科事典(旧版)内のマハー・マユーリーの言及
【クジャク(孔雀)】より
…頭に白色と黒色の房状の冠羽がある。【柿沢 亮三】
[インド文化におけるクジャク]
インドでは蛇の毒のために多くの人々が被害を受けるため,蛇の天敵であるクジャクが神聖視され,ヒンドゥー教において女性神〈マハー・マユーリーMahāmayūrī〉として神格化された。これが仏教にとり入れられて〈孔雀明王〉となり,蛇毒をはらうだけでなく,あらゆる病災を除き,天変地異を鎮めるとされて,これを本尊とする修法が行われた。…
※「マハー・マユーリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」