マヤ・デレン(読み)まやでれん

世界大百科事典(旧版)内のマヤ・デレンの言及

【アンダーグラウンド映画】より

… 1930年代末から40年代にかけて,ニューヨーク近代美術館が,H.リヒター,V.エゲリング,F.レジェ,マン・レイ,ルネ・クレール,M.デュシャン,S.ダリ,L.ブニュエルといったヨーロッパのアバンギャルド映画のプリントを入手して上映し始めたことと,J.コクトーの《詩人の血》(1930)が劇場公開されたことなどによって,映画王国と化していた従来のハリウッド映画のシステムにあきたらず,反発しながらみずからも映画を作りたいという衝動に燃える若者たちを熱狂させた。初期のアンダーグラウンド映画には,〈アバンギャルド〉のパターンとして作家自身の魂の投影である(マヤ・デレンのようにみずから演ずることも多い)主人公が,〈夢遊病者のように禁じられた風景のなかをさまよう〉(アラン・シトニー)イメージが現れた。 おりしも16ミリ機材とフィルムの普及によって(16ミリ機材と不燃性の16ミリのリバーサル・モノクロフィルムが出現し,その現像所が世界各地に普及し始めたのが1923年である),世界的にホーム・ムービーの全盛時代を迎えていた事情とあいまって,若者たちはいっきょに〈もっとも個人的なテーマをもっとも個人的手段によって表現するメディア〉としての〈個人映画〉に傾倒していった。…

※「マヤ・デレン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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