世界大百科事典(旧版)内のマヨリカ・タイルの言及
【タイル】より
…南スペインでは13世紀以降,いわゆるラスター彩ならびに多彩色のイスパノ・モレスク・タイルが宮殿や住宅の外壁,腰壁,床面を飾った。これらの技法は14世紀イタリアでも模倣され,マヨリカ・タイルとして大きく開花した。さらに16世紀に入ってマヨリカ陶器がアルプス以北のヨーロッパに伝播し,ファイアンス・タイルとしてスズ釉色絵タイルが各国で模倣されたが,16世紀の終りころからオランダではデルフトを中心にタイル生産が未曾有の発展をみ,17世紀にその頂点に達した。…
※「マヨリカ・タイル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」