世界大百科事典(旧版)内のマライガビアルの言及
【ガビアル】より
…ガビアルはヒンドゥー教徒によって聖なる神の使いとされてきたが,皮革用として密猟されまた卵が食用に供されるため,近年は生息数が激減し,政府の手で保護増殖が進められている。 マライガビアルとも呼ばれる東南アジア産ガビアルモドキTomistoma schlegelii(全長5m)は,外形や生態がガビアルに類似し,化石種の比較でもガビアルに近縁と考えられている。ワニ【松井 孝爾】。…
【クロコダイル】より
…性質の荒い大型種を含む爬虫綱クロコダイル科Crocodylidaeに属するワニ類の総称。アフリカ中南部,インド,熱帯アジア,ニューギニア,オーストラリア北部および熱帯アメリカの湖沼や河川の淡水に分布し,一部の種は海水中でも生活できメラネシア諸島に及んでいる。5属が含まれる。西アフリカ産の原始的なワニとされるコビトワニOsteolaemus tetraspisは,全長2m足らずの小型でおとなしいが,それ以外はすべて大型で性質が荒い。…
※「マライガビアル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」