マリクール,P.de(読み)まりくーる

世界大百科事典(旧版)内のマリクール,P.deの言及

【永久機関】より

…有名なのはコングリーブWilliam Congreve卿(1772‐1828)の考案で,海綿製のベルトと重量物でつくったベルトを重ねて斜めに二つの滑車に掛け,下半分を水中に置く方式であった。磁気を利用するものとしては,13世紀にP.deマリクール(ペトルス・ペレグリヌス)が永久に針が回転する装置を図に描いているほか,カルダーノが磁気を利用した永久機関の可能性を示唆したことをアントニウス・デ・ファンテスAntonius de Fantesが記しているが,これについてはW.ギルバートが実験ぬきの思いつきにすぎないと批判している。上述のウィルキンズも,斜面に穴をあけ磁石で鋼球を引き上げては落とす装置を考案している。…

【ペトルス・ペレグリヌス】より

…13世紀フランスの学者。本名ピエール・ド・マリクールPierre de Maricourtで,ペトルス・ペレグリヌスはラテン名。生没年不詳。…

※「マリクール,P.de」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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