世界大百科事典(旧版)内の《マリー・ロジェのなぞ》の言及
【推理小説】より
… イギリスやアメリカのゴシック・ロマンス,とくに同国人のブラウンから大きな影響を受けたポーが1841年雑誌に発表した短編《モルグ街の殺人》は,彼自身が呼ぶ〈推理小説〉,すなわち本格派探偵小説の起源と呼ぶべき画期的作品である。続く《マリー・ロジェのなぞ》《盗まれた手紙》の全3作で,近代的推理小説のパターンがほとんどすべて実践されてしまった。オーギュスト・デュパンという素人探偵。…
※「《マリー・ロジェのなぞ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」