世界大百科事典(旧版)内のマルファンテ,A.の言及
【トゥアト】より
…北アフリカからの衣類や装身具,サハラの岩塩と引換えに,サハラの南から金や奴隷が運ばれてきた。15世紀,ヨーロッパ人にとっては伝説化された風聞だけで到達できなかった黄金の帝国マリや,その大交易都市トンブクトゥについての情報を得るために,ジェノバの商人マルファンテAntonio Malfante(1410ころ‐50ころ)がトゥアトに潜入した。彼の手紙によると,当時このオアシスには,アラブ系の商人のほか,ユダヤ人商人が大勢住みついて,商取引のかなりの部分を掌握していたらしい。…
※「マルファンテ,A.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」