世界大百科事典(旧版)内のマルムーティエ修道院の言及
【マルティヌス】より
…トゥールの司教,聖人。パンノニアのサウァリア出身のローマの軍人であったが,355年アミアンに駐屯中,貧者の装いをしたイエスとの出会いにより禁欲的生活に入ったといわれる。ポアティエ司教ヒラリウスのもとで聖職者となり,ミラノおよびイリュリクムでアリウス派の勢力と戦ったのち,360年ごろポアティエ近郊にガリア最初の修道院といわれるリギュジェLigugé修道院を設立した。372年トゥール司教になると同時に設けたマルムーティエMarmoutier修道院では聖職者の養成と伝道を行い,教勢はガリア北東部に及ぶ。…
※「マルムーティエ修道院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」