マンイワイ(読み)まんいわい

世界大百科事典(旧版)内のマンイワイの言及

【漁業】より

…また金物を海中に落とした場合,リューゴンさんにお詫びとして洗米や神酒を捧げる習俗がみられる。大漁祝(たいりよういわい)をマンイワイというが,マンは幸せとか運という意味で,不漁時にはまんなおしの儀礼を営む。死や葬儀関係のことを穢れとして黒不浄といって一般に嫌うが,一方では海上で海難者を見つけると必ず拾い上げて丁重に葬り,葬式に用いたものを豊漁の縁起物として歓迎する心意がみられる。…

【大漁祝】より

…マンイワイ,マイワイなどと呼び,大漁した際に漁民が,感謝と祈願のきもちを込めて行う祭りや儀礼をいう。方法は各地で異なるが,漁期の最後に行われる決算の際に催す場合や,船や船団の帰港のつど行う場合,漁獲が大漁であったときに行う場合などがある。…

※「マンイワイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android