マンモス・ケーブ(読み)まんもすけーぶ

世界大百科事典(旧版)内のマンモス・ケーブの言及

【鍾乳洞】より


[海外の鍾乳洞]
 海外では早くから調査,探検の進んでいるヨーロッパや広大な石灰岩地域をもつアメリカ合衆国,さらに中国などに巨大な洞が多い。世界最大の洞としてよく知られていたアメリカ合衆国ケンタッキー州のマンモス・ケーブは,1972年にその北側にあるフリントリッジ・ケーブと連結していることがわかり,さらに1979年にはその南側のプロクター・ケーブとも連結していることが発見され,その総延長は実に361.2kmにも達する世界最長の洞となり,現在はフリント・マンモス洞窟系と呼ばれている。このほかにはウクライナのオプティミスティチェスカヤ洞(142.4km),スイスのヘルロッホ洞(139.4km),アメリカのジュエル洞(104.7km)などは,いずれも100kmをこえる巨大なもので,日本の鍾乳洞とは比較にならぬほど大規模である。…

※「マンモス・ケーブ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android