マンモス動物群(読み)マンモスどうぶつぐん

最新 地学事典 「マンモス動物群」の解説

マンモスどうぶつぐん
マンモス動物群

Mammoth fauna

後期更新世に,ユーラシア大陸北部と北アメリカ大陸北部の寒冷地に広がった大草原(マンモスステップ)に適応して繁栄した哺乳動物群で,マンモスゾウMammuthus primigenius)を特徴種として含む。マンモスゾウ以外の主な構成要素には,ホラアナライオンPanthera spelaea)・ケサイCoelodonta antiquitatis)・ウマ(Equus caballus)・トナカイRangifer tarandus)・オーロックスBos primigenius)・ステップバイソン(Bison priscus)・サイガSaiga tatarica)・ジャコウウシOvibos moschatus)がある。後期更新世末~完新世初頭の温暖化に伴ってマンモスステップが消滅すると,マンモスゾウやケサイ・ステップバイソンなど主要構成要素の多くは絶滅したが,サイガやジャコウウシなど,著しく分布域を変えたり縮小したりして,完新世まで生き残った種もあった。

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参照項目:花泉動物群

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のマンモス動物群の言及

【マンモス】より

…日本では,北海道の夕張や襟裳岬で臼歯の化石が発見されていて,オホーツク海の海底にもその化石は多い。更新世末期の5万~1万年前には,有毛のプリミゲニウスゾウを中心として,ケサイ,ヘラジカ,トナカイ,ナキウサギ,ジャコウウシなどによって構成されたマンモス動物群が,ユーラシア大陸の北部を特徴づけていた。ゾウ【亀井 節夫】。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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