世界大百科事典(旧版)内のマーシュテストの言及
【ヒ素(砒素)】より
…ヒ素蒸気を300℃以下で蒸着するとガラス質の黒色ヒ素(β‐ヒ素)を生ずるという。これは少量のヒ素を検出するためのマーシュテストと呼ばれる水素化ヒ素AsH3(アルシン)の熱分解によりガラス管内面に生ずるヒ素鏡と同じもので,その詳細についてはまだよくわかっていない。ガス状態では四面体の4頂点をヒ素原子が占めるAs4分子であり(原子間距離2.44Å),800℃以上ではAs2に解離する。…
※「マーシュテスト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」