世界大百科事典(旧版)内の《マータンガリーラー》の言及
【ゾウ(象)】より
…【亀井 節夫】
【神話・伝説】
[インド]
少なくとも仏陀の時代(前6~5世紀)には象を飼いならし戦闘に用いていたインドでは,多くの象にまつわる神話が流布していた。中世にはそうした神話から実用的な飼育法までを記した《マータンガリーラー》《ハスティアーユルベーダ》といった〈象百科〉まであらわされた。象は,梵天の世界創造のとき,ガルダが生まれた後の卵の殻に,梵天がサーマン(呪文)をとなえることによって,その殻から生まれたといわれる。…
※「《マータンガリーラー》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」