世界大百科事典(旧版)内の《マーラビカーとアグニミトラ》の言及
【カーリダーサ】より
…彼は《ファウスト》の序曲の構想を《シャクンタラー》の序幕から得たといわれる。 カーリダーサの戯曲作品としては,そのほかに,天女ウルバシーとプルーラバスとの恋愛を主題とする,5幕よりなる《ビクラマ・ウルバシーヤ》と,アグニミトラ王とビダルバ国の王女マーラビカーとの恋愛を主題とする,5幕よりなる《マーラビカーとアグニミトラ》とがあり,それぞれ傑作とされている。彼はまた,《ラーマーヤナ》に題材をとった19章よりなる叙事詩《ラグの系譜》,シバ神とパールバティーの恋愛と結婚を主題とする8章よりなる叙事詩《クマーラの誕生》,ゲーテに絶賛された珠玉の抒情詩《メーガドゥータ(雲の使者)》を著した。…
※「《マーラビカーとアグニミトラ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」