《ミクロコスム》(読み)みくろこすむ

世界大百科事典(旧版)内の《ミクロコスム》の言及

【セーブ】より

…45年彼女は若くして世を去り,セーブは隠棲のうちに《柳叢曲》(1547)を書き,恋の苦悩から離脱し自然に没入する心境をうたう。また叙事詩《ミクロコスム》(1562)では,天地創造,人間の出現,技芸知識の進歩発展を描き,宇宙の縮図である人間のありようについて,ユマニスム(人文主義)の成果をふまえる該博壮大な理解とその表現をはたした。彼はリヨンの知的上流社会で活動し,また王家の人びととの接触もあったが,宗教戦争の激化とともに状況は一変し,彼の死の事情も明らかでない。…

※「《ミクロコスム》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む